瑞子の願い



 ぽおぉーーーーーーっ
黒い煙を吐く機関車を背に、彼は故郷の土を踏みしめていた。
「始!」
駅のホームに降り立った彼の背中に上ずった声がかけられる。
声の主を求めて、彼の首がぐるっと回された。
落ちくぼんだ目があたりを見まわし――両手をもみしぼって立ち尽くす初老の婦人に行き着いた。
「母さん!」
始と呼ばれた青年は返事を返すと、次に婦人の背後にひっそりと立つ老人に目配せし、微笑しながらゆっくり歩み寄った。
もともと細身だった彼の身体はパテを削り取られた塑像の様にげっそりとやつれていた。
生真面目そうに結ばれた唇はかさかさに乾いている。
それでも彼は口元を緩ませると敬礼の姿勢をとり、低い、落ちついた声で挨拶した。
「父さん、母さん。ただ今帰りました」
青年の父は無言でうなずき返した。
何も語らずとも、彼の柔和な目が息子の戦場からの生還を心から喜んでいる事が伺えた。
それに反して彼の母は前にもまして両手をもみしぼり、息子の腕を取るとその顔を見上げ、涙を二粒、三粒と流した。
「良くもまあ、無事に帰って来てくれたねえ…」
言って、彼女はいわゆる女の繰言をえんえんと喋り出した。
いわく、お前が行ってしまった後は生きた心地がしなかっただの、ご近所の寅吉さんとこの坊ちゃんは結局帰って来なんだだの、寅吉さんはそれを天晴れと喜んでいるだの。
始は母の言葉に曖昧にうなずきながらそっと辺りを見まわし、あの人の姿を探した。
…来ていないのだろうか? そんな筈はない。
青年はいつ終わるとも知れない母の言葉をさえぎり、言った。
「母さん、瑞子(みずこ)は?」
母は口をつぐんだ。そして堰を切った様に泣き出した。
「始…。瑞子さんは、瑞子さんは…」
言葉が続かない彼女に代わって、父が重々しく口を開いた。
「瑞子さんは亡くなったんだ、始。…もう四九日も済ませた。」
呆然とする始に向かって彼は言葉を継いだ。
「流行り病だった…。手を尽くす間もなく、本当にあっという間に逝ってしまったよ」
老人の淡々とした語調が、彼の鼓膜を通って脳へ、心臓へと送られていく。
「瑞子が、死んだ…」
機械的に父の言葉を繰り返す始のやせ細った身体の脇を、一陣の風が吹き通っていった。

 瑞子は始の許婚だった。
家も近所であったし、始の父と瑞子の父が親しかった事もあって、幼い頃からお互いを見知っていた二人は、それでも特に相手を意識していたわけではなかった。
始より三歳年下の瑞子はあまり身体が丈夫ではなく、そのせいか細面の顔はいつも青白くて、まつげがいやに濃く見えた。
 瑞子の墓参りを済ませた帰り、道すがら始は考えた。
 あれはいつのことだったろう。
雷鳴轟く空の下、学校の授業を終えた始は全力疾走で家に向かっていた。
早く家に帰ってプロ野球中継を見たい。おまけに今日のあの空模様と言ったら…。
「うわっ、降ってきやがった!」
首筋に冷たいものを感じて飛びあがると、彼は更にピッチを上げた。
どしん!
何か柔らかいものにぶちあたり、始は路上にしりもちをついた。
が、若い身体は敏捷に起き上がり、「ごめんよ!」の一言で走り去ろうとした、その瞬間。
相手がセーラー服を着た少女である事に気づき、彼は慌てた。
(やべえ、女の子だ!)
黙って起き上がり、路上にぶちまけられた教科書を学生鞄に収め始めた少女の脇に屈みこみ、始もまたノートを拾い集めた。
白いうなじに淡くかかる後れ毛。彼女が身動きするたびにおさげ髪が揺れた。
少女の傍らで少年は口を開きかけ、結局そのまま閉じた。
自分が今やっている事が、何かひどく神聖な事の様に思われたのだ。
最後の教科書を彼女に手渡し、やっと彼は口を開いた。
「ごめんな」
始から教科書を受け取ると、彼女はぽかんとして彼の顔を見た。
「…始さん」
「…えっ、瑞子ちゃんか?」
驚き見つめあう二人の頭上に、ざあっと音を立てて雨が降り注いだ。
「本降りになってきやがったな」
少年は鞄から折り畳み式の傘を取りだし、少女にぽんと投げてよこした。
「じゃあな」
「ま、待って! それじゃ、始さんが濡れてしまうわ!」
言いながらも、既に瑞子の首筋には濡れた黒髪がぺったりとはりついている。
黒髪のせいか、首筋が先程より更に白く、華奢に見えた。
「馬鹿。俺はお前なんかと違ってそんなヤワじゃないんだよ」
胸の動悸を悟られまいとわざと乱暴な言葉を返し、始はくるりと踵を返して走り出した。

 戦場に赴いた自分は生きているのに、瑞子は死んだという。
始は薄紅に暮れゆく空を仰ぎ見た。
瑞子はあのおさげ髪のまま葬られている気がした。




 紫紺の空に、瑞子の顔を思わせるような青白い満月が昇った。
庭の柿の木の下に佇み、考えこんでいる始の背後に近づく人影がある。
その人物は立ち止まると、無造作にぱん、と彼の背中を軽く叩いた。
「!」
始は反射的に身体を沈めると、襲来者の足元を払おうとして…かろうじて思いとどまった。
殺気に満ちた彼の目前にいるのは、一人の初老の婦人だった。
「! か、母さん! 驚かさないでよ!」
母は呆気に取られて息子を見ていた。
彼女の幾分ゆっくりとした思考では、たった今、目の前で起きた出来事を消化するのは困難な様だった。
「…驚いたのはこっちですよ、もう! 晩ご飯ですから早くいらっしゃい。そんなところに突っ立っていたら風邪をひきますよ」
「母さん、ちょっと待って!」
踵を返し、立ち去ろうとする母を引き止め、始は真剣なまなざしで言った。
「約束して欲しいんだ。俺に話しかけたり、近づいたりする時は小さな声で、ゆっくりとやってくれないか。それで俺には充分わかるんだ。だから…」
彼女はいつもの通り、自分の息子に近づくのにどうしてそんな、とか、自分は大きな声を出したためしなどない、とか言い募っていたが、やがて不承不承息子の言葉にうなずいた。

 食事を終えた後、始は母の伸べてくれた床にもぐりこんだ。
こんな柔らかい布団に包まれて眠るのは本当に何ヶ月ぶりのことだろう。
疲れ切った肉体が休息を貪欲に求めていた。
だが、精神(こころ)は…。
眠りに落ちこんでいった始を待っていたのは、いつものあの悪夢だった。

 硝煙の匂いが鼻をつく。
黒煙が充満した司令室で二人の男が向かい合い、口角泡を飛ばしていた。
「司令官どのっ! 味方の被害は甚大です、ここは退却しましょう!」
始の進言に男は顔を真っ赤にし、激昂して叫んだ。
「ならん! 断じて退却はならん! でなければ、散っていった同胞になんと詫びるというのだっ!」
ひゅるるるる…
どかあーーーん!
焼夷弾の雨が降る。
なおも言い募ろうとする始に彼はピストルの銃口を向けた。
「小尉、我々も同朋と共にここで潔く散るのだ。反抗は許さん」
凍りつく始の目の前で男はピストルの引きがねを引いた…ただし銃口を自らの頭に向けて。
ずがああああああんっ!
銃声をかき消すほどの大音響が辺りに響き渡った。
司令室のすぐ傍に焼夷弾が着弾したのだ。
ばらばらと崩れ落ちる司令室の天井のガレキを避け、青年は部屋を飛び出した。
血を流し、机に頭をもたせかけながら男の目はかっと見開かれたまま彼の背中を見送っていた。
(中将どのにお伝えしなければ!)
降り注ぐ焼夷弾の雨の中を走りながら、始にはそれしか思い浮かばなかった。
鼻の中には未だ硝煙の匂いと血の匂いが残っている。
道端には同朋たちの死屍が幾つも転がっていた。
走りつづけるうち、彼の頭には一つのフレーズが繰り返し、繰り返し流れていた。
(殺られる前に殺れ。殺られる前に殺れ。殺られる前に殺れ。殺られる前に殺れ。殺られる前に…)
ぐいっ
不意に足の親指を掴まれ、始は大声で喚いた。
「殺られる前に、殺れッ!!」

 彼は身体全体を鞭のようにしならせ、敵の身体を蹴倒した。
床に倒れこんだそいつを羽交い締めにし、くびり殺そうとする。
「は、はじめっ…」
敵の口からかろうじて漏れた小さな叫びにはっと気がつき、彼が手を離したのは彼が母を殺す一歩手前の瞬間だった。
見れば、既に太陽は昇り、障子の隙間から清々しい朝の風が吹き込んできていた。
母は畳に手をつき、コホコホと苦しそうに咳をしている。
おそらく、なかなか起きてこない始を起こしに来てくれたのだろう。
そして――まるでやんちゃないたずらっ子を叩き起こす様に――始の足の親指を摘み上げたのだ。
母をすんでのところで絞殺するところだった自分に、彼は身震いした。
「は、じめっ…! お前、何をするんだい…!」
「母さん…」
涙を浮かべて詰め寄る母に始はうなだれた。
「だから言ったんだ…。不意をついて俺に近づいたりしちゃいけないと…」
「…朝御飯ですよ。早く起きていらっしゃい」
言い捨てて立ち去る母の後姿を彼は黙って見送った。




 再び夜がやってきた。
無表情に見下ろす満月に照らされながら、寝巻に着替えた始はそれでも床に入ろうとはせず、うつむいたまま枕もとに座りこんでいた。
…眠るのが恐い。
眠れば、またきっと幾多もの悪夢に悩まされる事だろう。それに…。
日中、母は彼を腫れ物に触るかのように扱った。
彼女の目には恐怖の色があった。
だが、始にはそんな事は問題ではなかった。
今度はいつ、誰を殺そうとするのだろう。それを考えると彼は気が狂いそうになった。
(あの時、死んでしまえば良かった)
そう口の中で呟いておきながら、始の身体は襖の向こうに人の気配を察知して素早く身構えた。
すすっ
開かれた襖の向こうには、白い寝巻をまとった女が立っていた。
幾筋かの後れ毛を残して上げられた黒い髪が夜闇に溶けこんでいるのに反し、細面の顔が月光を浴びて青白く浮かび上がっている。
そんな中で唯一、彩られた紅の唇が濡れたように光っているのが艶(なまめ)かしかった。
髪と同じ色の瞳が始を見下ろしていた。彼は失っていた言葉をやっと取り戻し、呟いた。
「瑞子…」
瑞子は黙ったまま始を注視していたが、やがて腰の帯を解き、するすると寝巻を脱ぎ捨て始めた。
一糸纏わぬ姿となった瑞子は、自分に向かい合って立つかつての許婚をじっと見た。
彼女の身体は染み一つなく白磁のようだったが、月の光そのままに青白く、ひっそりとしていた。
瑞子は始の寝巻に手をかけた。彼女の手の温かさに触れ、彼はふうっと息をついた。
全裸となった始は、瑞子の手に誘われるまま、床にもぐりこんだ。
どうしていいのかわからない彼の胸に頭を預け、瑞子はそのまますうすうと寝息を立て始めた。
彼女の肌の温もりが始の冷えた肌に伝わり、そのまま心にまで染みこんだ。
…これは本当に瑞子なのだろうか。それとも、自分は狸か狐に化かされているのか。
自分の胸にある彼女の顔を覗きこむ。
半開きになった赤い唇から健やかな寝息が漏れていた。
やがて、信じがたいことに、睡魔が安らぎを伴って始に訪れた。
瑞子を胸に抱いたまま、彼は眠りに落ちていった。

 その次の夜も、そのまた次の夜も瑞子はやってきた。
彼女は言葉一つ口に出さず、ただ黙って寝巻を脱ぎ捨て、始に身体を預けた。
そして決まって始より先に、さっさと眠りについてしまう。
彼が目覚める頃には、彼女の姿は消えうせていた。
瑞子が訪れるようになってから、始は悪夢に悩まされる事はなくなった。
落ちくぼんでいた目も段々と輝きを取り戻し、歳相応の青年らしく朗らかに笑う事も多くなった。
彼女の訪問を証だてるものは、布団にわずかに擦ったようについた紅と、始の手に残る温もりだけだった。

 ある夜、瑞子は初めて口を開いた。
「始さん…。怒ってらっしゃる?」
彼女は始の脇腹に稲妻の様に走る、白っぽい傷痕を細い指でなぞりながら言った。
「怒るって、何を?」
久しぶりに聞く彼女の声はひそやかで、柔らかで、愛らしかった。
「あなたをお待ちすることが出来なくて…」
瑞子は肩を震わせた。その姿に始はため息をついた。
彼女はやはり死んでいたのだ。この髪も、手も、その温もりもかりそめのものにすぎないのだ。
「お前のせいではないだろう」
彼は幾分素っ気ない口調で言った。
自分を出迎えなかった瑞子を責めたい気持ちもどこかにあった。
「たくさん傷を負ってらっしゃるのね。ここにも、ここにも。ほら、ここにも…」
女は彼のやせ細った身体のそっちこっちに手を這わせた。
最後に彼女は始の胸に手をやった。
「ここが一番酷い傷ね。治るどころか、未だに血を流してる」
瑞子の双丘が抉り取られた肉を埋めるように、男の胸に押し当てられた。
規則正しい彼女の心臓の音を聞きながら、始は自らの胸の鼓動が急速に早まっていくのを感じていた。
彼の心の内に住む、強暴な火食い鳥が目を覚ましたのだ。
「瑞子…」
彼女の耳朶に囁きかけながら、始は怖がらせない様にそっと女の胸に手を伸ばした。
「は、始さん…」
瑞子はいつもは青白い頬を桜色に染めた。
そして、顔をそむけると恥ずかしそうに言った。
「私を…、あなたのものにしてくださいますか」
彼女の吐息が湿っているのを察知し、彼は女の身体を組み敷いた。
赤い唇をやや強引に奪ってみる。
始の唇から開放された瑞子ははあ、と息をつき、男の胸に顔をうずめた。
白いうなじが震えている。一筋、二筋と後れ毛が滑り落ちてはその白さを隠そうとしていた。
そんな彼女の姿を見ているだけで彼の欲望はみるみる膨れ上がり、身体の内を焼き尽くしそうだった。
「みずこっ!」
「んあっ!」
始は瑞子にむしゃぶりつき、がむしゃらに彼女を抱いた。
いつ果てるとも知れない長い夜の全てを費やして。




 障子ごしに射しこむほの明るい光をみとめると、瑞子は床から滑り出し、裸身に寝巻をまとった。
部屋の隅の壁にかかった鏡を見、乱れた髪に思わず赤面する。
髪を整えると障子に手をかけ、彼女はふと未だ寝息を立てている始を見やった。
思いを絶ち切るように視線を前に戻し、足を前に踏み出そうとして瑞子は思わず息を呑んだ。
立ち去ろうとする彼女の左足首を、始がしっかと握り締めていたのだ。
「…もう、来ないつもりだろう」
彼の指摘に瑞子は押し黙ったままだった。
始は立ち上がると彼女の両肩をつかみ、懇願した。
「頼む。俺も連れて行ってくれ!」
瑞子は悲しそうに彼を見た。
彼女の視線に構わず、青年は悲鳴にも似た声を上げた。
「俺の指揮のもと、何人もの兵が敵陣に乗り込んでいった。何人も何人も、何人もだ。
その内の多くのものが帰らぬ人となった。
彼らの声が耳について離れない。
俺に呼びかける声、俺の指示を仰ぐ声、戦果を告げる声。
血と硝煙の匂いが未だに鼻に残っている。
苦しいんだ…。瑞子、頼む。俺を連れて行ってくれ。俺を置いていかないでくれ!」
肩に置かれた手をそっとはずすと、彼女はしばらく黙っていたが、ようやく口を開いた。
「心の優しいあなたが戦場に赴き、人を殺した。そして戦場の記憶を抱いたまま生きて帰ってらした。
それにはきっと理由があるはず。
あなたは何かを成すために帰ってらした。それを成す力があるからこそ、帰ってらしたのよ。
私…、あなたを連れていく事は出来ない。あなたを信じているから。
あなたは優しいと同時に、強い人のはずだから」
瑞子は強い語調で繰り返した。
「とても強い人のはずだから」
「それは買い被りだ。瑞子、俺はっ!」
彼女の身体を捕らえようともがいた両腕は空しく宙を舞った。
その姿はみるみる空気と同化し、透けて行く。
「俺はそんなに――強くなどないっ!」
始の悲痛な声を聞きながら、それでも瑞子は微笑んで見せた。
彼女はそのまま、永遠に消え失せた。

 いく度かの春が過ぎ去ったある日、始は再び戦場に旅立とうとしていた。
但し、今度は兵士としてではなく、同朋の癒し手として。
彼は医療を学び、軍医となったのだ。
始を指差し、こう言う者もいた。
「殺戮に嫌気がさしたからといって、軍医になるなど。治療した兵士は再び戦場に出、再び殺戮を繰り返すのだ。彼のやろうとしている事は所詮、戦いという火に油を注ぐ行為に他ならない」と。
だが、始は思う。
現実に戦争はなくなりはせず、傷つき倒れる仲間たちが毎日続出している。
彼らを癒し、救う者が必要なのだ。
霞がかった空には真昼だというのに、薄白い月が顔を出していた。
ぽおーーっ
機関車が黒い煙を吐き、出立の時刻が間近に迫っている事を告げる。
粗末な車両に乗りこみながら、始は目を細めて白い月を見上げた。
(俺は再び戦場に行くよ、瑞子。これが俺なりに考えて出した結論だ。
お前はあの時言った。「あなたは何かを成すために帰ってきた」と。
俺はお前の願いを叶える事が出来ただろうか? それとも…)
そこまで考えて、彼は苦笑しながら頭を振った。
(いや。これが俺の精一杯なんだ。だから、愛想を尽かしたりせず見守っていてくれ。瑞子)
ぽおぉ、ぽおおおぉーーーーーーっ
がったん!
走り出した機関車によろめき、始は思わず手すりにしがみついた。
がったん、がったん、がったん、がったん、がったん、がったん………
機関車は再び、戦場へと向けて走り出した。
(完)







◆一行メッセージ。
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  • あとがきといいわけ

    冨村、初の完全オリジナルです。しかも勢い余って18禁になるところでした。(笑)
    (一応、注意書きが表示されるようになっていますが18禁ではありません。)
    まず時代ですが、わざと明記せずぼかしました。イメージとしては、始はベトナム戦争帰りの兵士って感じですか。
    対して言葉遣いは大正から昭和初期あたりを意識しています。ポイントは清潔感。内容が内容ですからあまり下品では芳しくないわけで。
    キャラ造形に関して困ったのは主人公の始です。書き始めから書き終わりまで数回キャラ変わってます、彼。
    要は、始って冨村の分身なんですね。んで、書き手の冨村の心情に合わせてべらんめえ調から特攻隊員風までころころ変わりました。あう。
    瑞子は…何なんでしょうね。彼女のせいで全体の雰囲気がミョーに浅田次郎氏に似てしまいました。(身の程知らずな)
    さて、スレイヤーズ2次創作を期待していた皆さん、がっかりする事はありません。「始」「瑞子」これらの名前をお好きなキャラの名前に置きかえればOK!
    冨村的には「始=ガウリイ」「瑞子=リナ」がお勧めです。って、そんな事勧めるな>自分


    【P▼Z WORKS】
    PageTopBacknumberBBSContact:tmchihaya@s4.xrea.com

    −瑞子の願い− 著者:冨村 千早 脱稿:2002.2.11

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